海外ドラマ『THIS IS US 』が好き 〜 シーズン1・心に残したい言葉 〜

海外ドラマ『THIS IS US 36歳、これから』が大好きです。
2年かけてAmazonプライムビデオで全シーズンを観ましたが、もう一度シーズン1から観ています。

この記事は、シーズン1で心に響いた言葉を集めました

『THIS IS US 』知っていると、共感できる内容があると思います。
『THIS IS US 』知らなくても、心に響く言葉があるかもしれません。

生きることは簡単ではないけれど、それでも生きていくことは素晴らしい!と思うお勧めのドラマです。
ドラマを観た後は、きっと優しい気持ちになれると思います。

人生はサプライズの連続。これはあなたの物語――。全米を共感と感動の渦に巻き込んだユーモアと優しさ溢れるヒューマンドラマ。予告動画がたった11日間で5,000万回再生という新記録を樹立した。驚異のTVシリーズ。

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから(シーズン1) | 20th Century Studios JPより

詳しいあらすじなどは書いていません。不親切な記事でごめんなさい!( >_< )
有名な海外ドラマなので、あらすじなどは検索してみてください。

注:ここからはネタバレを含みますので、ご自身の判断で読んでください。

ピアソン家の三つ子のケヴィン、ランダル、ケイト、そして父親のジャックの4人が同じ日に迎える誕生日からドラマは始ります。
三つ子と、その両親であるジャック、レベッカの5人のピアソン家の人々と、周りの人たちの「現在」と「過去」の時間を行ったり来たりしながら、それぞれの人生が少しずつ語られていきます。

全てのはじまりは、D.カーネギーの名言

『THIS IS US 』を全シーズン観て、一番心に残っている言葉は、シーズン1・エピソード1に出てくるD.カーネギーの名言です。

ドラマの全てが、このD.カーネギーの名言を土台に作られているように感じました。

レベッカは、出産で三つ子の一人を亡くします。
出産を担当したドクターK(73歳の産婦人科医師)が、夫のジャックに三つ子の一人が助からなかったことを伝えたときに語る言葉です。

こう考えたいんだ

君も年老いたときに自分の経験を若者に語るだろうと

人生が差し出した酸っぱいレモンを
レモネードに変えた経験を
AmazonプライムビデオTHIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから (字幕版)シーズン1エピソード1より

この言葉はジャックの心に響いたのでしょう。
わが子と同じ日に消防署に捨てられていた黒人の赤ちゃん、ランダルを三つ子の一人としてピアソン家の養子に迎えます。

ドラマを観て、D.カーネギーを知りました。
D.カーネギーの本を少しずつ読んでいますが、『THIS IS US 』の別のシーンでも、本の内容が重なってる?と思う発見がありました♪

大好きな言葉として、一年前の記事でも紹介してます。

www.jibun-iyashi.com

完璧主義でストレスを抱えている人はいませんか?

ランダルの妻ベスが、ランダルを捨てた父親のウィリアムに、ランダルが過去にストレスから視力を失ったことがあったことを伝える場面での言葉です。

わたしの夫は たくましく強い夫は
文字どおり何も見えなくなってた
完璧であろうとする28年分のストレスのせい
それでも自力で抜け出した 自分で解決したの
そういう人なのよ


ランダルにだって悪習はある
高潔さが彼の悪習よ
完璧でいないと気が済まない
だから愛してるし 時には守らないといけない
AmazonプライムビデオTHIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから (字幕版)シーズン1エピソード2より

わたしは完璧主義なところがあり、ストレスを抱えやすいので、ベスのこの言葉に泣けて仕方がなかったです。
この言葉には、ベスのランダルに対する愛の深さが表れています。

夫婦を続けることは難しい

ジャックの親友、ミゲルが離婚することになり、納得できないジャックにミゲルが言った言葉。

互いを気にしなくなってた 相手を喜ばせなくなった
終わりだと思ったよ
どの夫婦にだってそんな瞬間が訪れるんだ
最初のケンカで訪れることもあれば
ゴミ出しのことでケンカし続け10年後に訪れることも
運命を決める瞬間だ
それが訪れたら結婚生活を守ろうと腕まくりして闘ってもいい
それか疲れを認めて諦めてもいい

AmazonプライムビデオTHIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから (字幕版)シーズン1エピソード14より。

夫婦を続けているとミゲルの言うように、そんな瞬間が訪れることもあります。
闘うか、諦めるか。
どちらを選んでも間違いではなく、人生の選択肢の一つなんだと思います。
考えされられる言葉でした。

シーズン1の好きな挿入歌「アップタイト」

『THIS IS US 』は、現在と過去を行ったり来たりする物語なので、時代に合わせた音楽も魅力のひとつです。

シーズン1で一番好きな挿入歌は、エピソード12スティーヴィー・ワンダー『アップタイト(Up-Tight)』(スティーヴィー・ワンダー)です。

大きなお腹を抱えたレベッカは、妊娠後期ならではの苛立ちからジャックに当たり散らしてジャックを家から追い出してしまいます。
その日はジャックの誕生日だったことに気がついたレベッカが、ジャックのために誕生日のケーキを作る材料を買うために出かけようとするけれど、足がむくんで靴が履けません。

靴の代わりにビーチサンダルを履き、脱げないように、ビーチサンダルをガムテープでぐるぐる巻いて固定したレベッカ歩くシーンで「アップタイト」が流れます。(レベッカも歌いながら歩いています)

臨月近いレベッカのイライラも、靴が履けないことも、やたらと暑いのもよーく分かる妊婦あるあるです。(笑)

わたしの大好きなシーンで、「アップタイト」を聴くとこのシーンを思い出して、元気が出ます。

カラフルな絵で表現された「無限の世界」と「死」

エピソード5で「死ぬと何になるの?」という姪っ子たちの質問に、うまく答えられなかっただけでなく、怖がらせてしまったかもしれないケヴィンは、姪っ子達に誤るために部屋を訪れます。
芝居の仕事を引き受けたときに、台本をイメージしながら描いた一枚の絵を姪っ子に見せながら話すケヴィンの答えが、とても素晴らしいのです。

絵と同じように人生もカラフル。一人一人が自分の色を加えていく無限の世界。
その絵の中には世界中の人がいて、生まれる前も、死んだ後も、その絵の中に存在している。
それぞれが重ねる色が混ざり合って1枚の絵の中でひとつになる。

愛する人は いつか亡くなる
明日かもしれないし 数年先かもしれない
でも 考えてごらん
もし誰かが死んで姿が見えなくなっても
同じ絵の中にいるんだ
そういうことなんだと思う
死は存在しない
"君"とか"彼ら"とかもなく みんな1つなんだ

AmazonプライムビデオTHIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから (字幕版)シーズン1エピソード5より。

こんなに優しい答えがあるんですね。
ケヴィンのこの答えは、人種差別や肥満、依存症、LGBTQなどの問題をテーマに織り込んでいる『THIS IS US 』らしい答えだと思いました。

人が死んだらどうなるかという質問への素晴らしい答えは、『西の魔女が死んだ』という本にあると記事で紹介したことがあります。

www.jibun-iyashi.com

 

おわりに

シーズン1では、これから始まる『THIS IS US 』の伏線があちこちに隠れているので次が気になってしまって、一気見の危険があります。(笑)

『THIS IS US /ディス・イズ・アス36歳、これから』はAmazonプライムビデオで観ることができます。