海外ドラマ『THIS IS US 36歳、これから』が大好きです。
2年かけてAmazonプライムビデオで全シーズンを観ましたが、夫と一緒に、改めて観ています。
この記事は、シーズン3を観てわたしが感じたことを書いています。
わたしの備忘録の記事ですが・・・
『THIS IS US 』知っていると、共感できる内容があると思います。
『THIS IS US 』知らなくても、ドラマの中の一言に共感できるかもしれません。
生きることは大変だけれど、それでも生きていくことは素晴らしいと思うお勧めのドラマです。ドラマを観た後は、きっと優しい気持ちになれると思います。
人生はサプライズの連続。これはあなたの物語――。全米を共感と感動の渦に巻き込んだユーモアと優しさ溢れるヒューマンドラマ。予告動画がたった11日間で5,000万回再生という新記録を樹立した。驚異のTVシリーズ。
THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから(シーズン1) | 20th Century Studios JPより
詳しいあらすじなどは書いていません。不親切な記事でごめんなさい!( >_< )
有名な海外ドラマなので、あらすじなどは検索してみてください。
注:ここからはネタバレを含みますので、ご自身の判断で読んでください。
THIS IS USを最初に全シーズン観たとき、シーズン3は、わたしが苦手とする戦争(ドラマではベトナム戦争)がテーマになっていたので、実は早送りしながら飛ばした場面が多かったのですが、2回目はあらすじが分かっているので、早送りせずに観ることができました。
お祭りデート
シーズン3は、ジャックとレベッカが初めてデートをしたお祭りの日から始まります。
ジャックは所持金がなく、友達にお金を借りて(9ドル)レベッカとお祭りに行きます。途中で雨が降り出して、気まずい雰囲気で帰ることになるところからが・・・素敵なんです。
ジャックがレベッカに正直に自分のことや、レベッカへの想いを伝えるエピソード1が大好きです。
ジャックの正直な打ち明け話を聞いたレベッカは、ジャックにはまともな仕事も、お金もないと知りますが、ジャックという人間に惹かれて運命を感じる!そんなレベッカも素敵です。
愛情かお金か。なんて話も聞きますが、運命の相手にはそんなのは関係ないんですね〜。わたしが特に好きなエピソードのひとつです。
鬱との戦いは長い
トビーが妊活の為に抗鬱剤を飲むことをやめてしまいます。
抗鬱剤を飲まなければベッドから出られなかった過去を持つトビー。
いつもケイトを支えているスーパーヒーローのような明るいトビーからは、想像しにくい過去!
ケイトから体外受精の成功の話を聞いた途端、ホッとしたのか鬱状態になってしまいます。
鬱病は本当にやっかいな病気で、見た目には問題がないように見えても、ふとしたことで再発することがあると思うのは、わたしの経験から。
薬を医師に相談なく急にやめることは良くないと分かっているはずのトビーがなぜ?
鬱である過去を隠したいトビーの気持ちはよく分かります。心の病気は本人にも複雑な問題なのです。
鬱病は、風邪と同じで誰でもなる可能性のある心の病気です。わたしの抱える強迫症も、全国に5万人以上いるそうで、決して珍しい心の病ではないのです。
でも、完治は難しくても・・・
周囲の人の理解と優しさは何よりの薬となり、心を少しずつ温めてくれるのです。
ピアソン家にあるのは、その理解と優しさ。何よりも一番大切なことがピアソン家の人々にはあるのです。だからこのドラマが大好きなんですよね。
それぞれが心に抱えていること
同性が好きという気付きで悩む10代のテス。
鬱病を抱えるトビー。
アルコール依存症のケヴィン。と、その叔父。
白人に育てられた黒人の養子のランダル。
元気で優しくて周囲の人を気遣うベスだって、何もないわけではない。
生きていれば、人知れず心に抱えてる悲しみや苦しみはあって当たり前なのかもしれません。
レベッカも子どもを亡くし、ランダルの実の父親のことを隠し続け、心の中に抱えているものがありました。
悩むテスに、レベッカが話すシーン。
自分は感情を押さえ込んできたせいで体に影響が出た。悲しみを深く沈めて口にしなかった。体に出たその痛みは、だんだんと骨の髄まで痛むようになったから、初めての孫あるあなたにはそうなってほしくないと・・・
理解ある愛情深い両親がいるテスには、話すときが来たら両親に話し、痛み止めを飴のように持ち歩く年寄りになって欲しくないと・・・
話せる相手がいることって、幸せな事なのではないかと思います。家族にそういう人がいてくれるなら、尚更です。
残念ながら、わたしには話せる家族はいませんでした。その代わりに、たくさんの他人に助けてもらいました。
家族がダメでも、きっと誰か側にいてくれるはず。
そしてわたしは、娘達にとって話せる家族でいたいと思うのです。
押し殺してきた感情や悲しみと、どうやって付き合っていくのか。このドラマのテーマのひとつです。
戦争の傷跡
ジャックの弟のニックが生きていること。そしてニックとピアソン家との再会。シーズン3で一番「ドラマ」を感じることでした。
ジャックは妻であるレベッカに隠し事などないはずだったのに・・・
戦場での経験、戦争で疎遠になった弟のことをレベッカだけでなく家族に隠し続けたのは、目の前にある幸せを守るために、戦争という過去をなかったことにする為。
戦争は仲の良かった兄弟を引き裂き、ジャックやニックの心に大きな傷を残していました。
人の一生を左右する程の傷跡を残す戦争。アメリカでは、たくさんの人が戦争の傷跡を引きずって苦しんでいるのでしょうか。THIS IS USで戦争がテーマのひとつになっているのは、平和への願いが込められているような気がします。
夫婦として生きていく道は平坦ではない
ランダルは市議会選に立候補し、みごと当選します。
ベスは仕事をクビになりますが、自分の夢を見つけます。
二人が夢を追うことで、THIS IS USの中で一番仲の良い「理想の夫婦」の形が崩れていきます。
離婚しないで〜!ってヒヤヒヤします。←あらすじ知っている観にも関わらず。
エピソード17のランダルとベスの結婚式のシーンは、感動しまくりで号泣。
ランダルにはベスじゃなくてはダメだったし、ベスもそうだったはず。
そう。結婚式では「この人しかいない」って思っているはずなんだけど、共に過ごす時間が長くなると、その気持ちが揺らぐことも。
ランダルとベスのように、ケンカして、仲直りしてを繰り返しながらも「お互いを諦めないこと」が夫婦として二人で生きていく道に繋がるのかもしれません。
家族っていいな。
シーズン3では、ケイトに赤ちゃんが産まれピアソン家に小さな「ジャック」←2代目が加わります。
生まれるまでの待合室の様子は、血のつながりとか関係なくでも家族でいられること。義理の父とか、弟の彼女とか、なんならケイトの友達も含めて家族っていいなって思うし、一人の為に集まったなら、みんな家族じゃん!って思える。(笑)
ピアソン家らしいシーンがたくさんありました。
シーズン4を早く観たくて!
シーズン4観たさに、なんとか記事が書けました。
盛りだくさんなシーズン3でしたが、あまりに長い時間をかけて観たので、忘れてしまっている所も多くて。(^▽^;)
あの言葉はエピソードの何だっけ?と思い出せないときは、言葉と登場人物で検索したら、ネット上に同じ言葉が刺さった人が記事を書いてくれていて。←THIS IS USが人気のドラマと分かる!
エピソード○と教えてくれます。(笑)そして記憶を鮮明にする為にちょこっとドラマを見返す。
シーズン4は、心に残った言葉を記事にできたらいいなと思います。