大切な人に手紙を残すきっかけになった夏の映画

夏になると必ず観る映画があります。
今週のお題がピッタリだったので、参加させていただくことにしました。

映画・バースデーカード

10歳の時に病気で他界した母親から届くバースデーカード。
20歳まで毎年届くバースデーカードに込められた母の愛と、娘の紀子の成長が夏を舞台に描かれています。

実は、この映画が好きすぎて
この夏とうとうDVDを購入してしまいました
レンタル落ちDVDです。

↓↓あらすじはこちらから↓↓

www.toei.co.jp

日本の夏が散りばめられた優しい映画

娘の紀子の誕生日が「夏」なので、バースデーカードも「夏」に届きます。

映画の中に散りばめられた日本の夏の風景。

・夏祭と浴衣
・花火と屋台のたこ焼き
・夏の小豆島
・茶摘み
・同窓会とタイムカプセル
・坂を駆け下りた先に広がる海
・高校野球
・庭の向日葵
向日葵の花は、映画の中でメッセージを持って添えらえれています。

大切な人に言葉を残したいと思う

私には二人の娘がいるので、どうしても母親の目線で観てしまいます。

年に一度娘たちへ書く手紙

この映画を観て以来、私は年に一度、娘たちに手紙を書くようになりました。

手紙は娘たちには渡しません。
「ママに何かあった時に開ける場所」に入れています。

今年は自分の誕生日に書きました。

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年に一度手紙を書き直すのは、伝えたい事の基本は変わらないけれど、進学などで変わる暮らしの変化に合わせています

ラストレター

自分の死後に指定した人に手紙を届けてくれる「手紙寺」と「ラストレター」があることを知りました。

souzoku.asahi.com

私が娘たちに書いているのは、相続などの遺言書ではないのでラストレターに近いですね。

毎日一緒に暮らしている相手でも、伝えたいことを手紙に書き始めると、自分の中の「本当の気持ち」に気が付くことがあります。

手紙寺では、亡くなった故人へ書く「手紙参り」もあるそうです。

tegamidera.jp

私が思い描く供養のかたち

映画の中では、家の中に仏壇はありません。
以下、映画と現実は違うという見方を捨てて読んでいただけると嬉しいです。

家族が必ず通るダイニングの一角に、子どもたちの小さい頃の写真や家族写真と一緒に、母親の写真が飾られています。

家を出る時や帰宅したときは、その写真に手を合わせて声をかけています。
線香などはありませんが、季節の花が飾られています。

前記事で書きましたが、仏壇の継承は私にとって頭の痛い問題となっています。

www.jibun-iyashi.com
仏壇じまいを考える私としては、映画からいいヒントをもらいました。

映画のようなスペースであれば、義両親や私の両親の写真を小さな写真立てに飾り、暮らしの中で思い出すことができると思うのです。
仏壇では義両親と実家の両親を一緒にできません。

私の家、娘の家、それぞれで写真を飾って手を合わせることもできます。
映画のエンドロールが終わった最後のシーンでヒントを得ました。

家系に関係なく、自分にとって大切な人を思い出すスペースを作るっていいなぁと思うのです。

主題歌に込められた木村カエラさんの想い

主題歌「向日葵」を歌う木村カエラさんのコメントが素晴らしいです。
お時間がある方は是非YouTubeのリンク先へ ♪

今回、映画を拝見して書き下ろした主題歌には「向日葵」と名前をつけました。
向日葵の花言葉は"あなただけをみつめている"。
母親にとって子どもは太陽。
雲で隠れ、その輝きを無くしてしまわないように、いつもどんなときもその光だけを見つめている母親の姿と、太陽の方向を見て咲くひまわりとを重ね歌詞を綴りました。

木村カエラの新曲「向日葵」が映画『バースデーカード』の主題歌に決定 | USENの音楽情報サイト「encore(アンコール)」より一部抜粋

主題歌はこちらから↓↓↓
www.youtube.com

木村カエラ/向日葵(映画「バースデーカード」主題歌) - YouTube

おわりに

映画を観るたびに、当たり前のように続く毎日がどれだけ大切で、かけがえのない時間なのかを再確認します。

そして、天国から届くバースデーカードのように・・・
大切な人へ言葉を残したいと思うのです。