気が付いたら15年以上も着続けていたコートを、や~っと手放しました。
売るでもなく、捨てるでもなく、若い作家さんに引き取ってもらいました。
15年も着られるコートって?
玉虫色に輝くトレンチコート
15年以上着ていたコートは、Burberryのトレンチコート。
玉虫色に輝く生地で、角度によって色が違って見えました。
腰下丈で、スカートにもパンツにも合わせやすく、春と秋に大活躍。
年に2回、お高めのクリーニング代という維持費はかかりましたが、形も崩れず、ほつれる事もなく10年。
10年が過ぎると、もう玉虫色ではなくなり、袖、襟(首回り)、裾はどんどんほつれてきましたが、それ以外は全く問題なく、皮のバックルもボロボロになることなくさらに5年の合計15年着ました。
購入当初のお値段
購入当時のお値段は、諭吉さんが10枚以上飛んでいます。
三越で見つけて一目惚れ。おいそれと買える値段ではありませんが、ちょうど「三越が金利手数料を全て負担します!」というキャンペーンがあり、毎月約1万円程の分割で支払いました。
思い入れが強すぎて手放せなかった
購入したのは、職場復帰した頃。人生で一番つらい職場環境で必死に仕事をしている自分へのご褒美でした。
手放せなかったのは、その当時の思い入れがあったから。
大切なコートは若い作家さんへ
お直しの値段にビックリ
手放せないなら、せめてお直しに出そうと、リフォームのお店を数件回りましたが、値段の高さにビックリ。どのお店も見積もりは最低2万円~でした。
専業主婦のわたしにとって2万円って・・・
2万円あれば、今の自分に合った新しいコートが買える!って思ったのです。
15年前は今よりずっとスリムだったので、厚手のセーターを着た上にコートを羽織っていましたが、10年過ぎた頃から、ボタンは開けたまま着るようになり、薄手のセーターでも腕まわりがピチっとしている気がしていました。(^_^;)
若い作家さんに引き取ってもらいました。
フリマサイトで売ろうかとも考えましたが、袖などのほつれがあるので大した金額にはなりません。
ふと思い出したのは、リメイクの作家さんになった娘1号の友人。
娘1号を介してコートの事を伝えると「買い取らせてください」とのこと。
そこで、娘の友人である若い作家さんにお譲りする事にしました。
もちろん代金は頂かず、娘1号の高校からの友人なので、日ごろのお礼も兼ねて送料はわたしに負担させてもらいました。
あの古いコートを「買い取らせてほしい」と言ってくれただけで、十分嬉しかったし。若い作家さんの手で新しい形になって誰かが着てくれる。
想像しただけで、ワクワクして涙が出そう。
手放したら気持ちもスッキリ!
しつこいけど「人生で一番辛い職場環境で頑張っている自分へのご褒美」だったコートを手放したら。
気持ちがスッキリしました。辛い記憶も飛んで行ったようです。
新しい薄手のコートを探すという楽しみもできました。
2022年・手放したもの
お財布
4年程使った愛用の長財布を娘1号に譲りました。
娘と色違いで購入した長財布ですが、娘は小銭入れが壊れたそうです。
わたしは手持ちの小さな定期入れをお財布代わりにすることにしました。
本18冊
ブックオフに売った本・18冊で640円
洋服3着
購入元のオンワードで引き取ってもらいました。1着500円のポイントになりますが、ここ数年は購入することがなくなったので、ポイントは期限切れになりそうです。
その他
使わなくなった茶托、手帳カバー、電源アダプター、キャンペーンでもらったシャンプ―ブラシなど全部で8点
娘2号が手放したもの
洋服7着・小物3点
初めて手放して後悔したもの
小さな「Hi8」というテープを使う録画用ビデオのゴムの部分がベタベタしていたので、売らずに処分。
その後、ビデオ本体が壊れて見られないという方に数人出会いました。ゴミにする前に必要な人がいないか尋ねてから処分すればよかったと、初めて手放したことを後悔しました。
おわりに
今年は42個の物を手放しました。
来年は整理整頓をしながら、ものの見直しをしようと思います。